アニメ

富野由悠季『ガンダム Gのレコンギスタ』完結ナイト @新宿ピカデリー*1

富野由悠季『ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版』日本、2014年 @TOHOシネマズ 日本橋 6

庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』日本、2007年 @新宿ミラノ1

いろいろ書きたいことがあるのだが、忙しくて今週は無理。来週になって、まだなにか書きたいと思ってたら書こう。

羽山淳一『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』日本、2007年 @吉祥寺バウスシアター1

(観る前からわかっていたことなのだが)全然駄目。解っていたのに観に行ったのは荒木飛呂彦御大の画業25周年ならびにジョジョ連載開始20周年の祝儀ということで。一応このめでたきことに参加しておかなくてはってことで。でも、観に行かなくてもよかったな…

今敏『パプリカ』日本、2006年 @テアトル新宿

今から忘年会なので取り急ぎ。 今敏監督の作品は確かにすばらしいのだがいつもいまいち乗り切れない。今作もそうだった。何となく好きではない、ではあまりにも無責任なのでその理由をじっくり考えねば。

山本暎一『哀しみのベラドンナ』日本、1973年 @ポレポレ東中野

圧倒的なイメージの連続。イマージュと言うよりは、日本語の「イメージ」。想像力の素晴らしさというごく素朴な、作品に接するときの原初的な感動に充ちている。 これを見せられると、人間の想像力はもとよりいきる活力はエロスとタナトスしかない、と納得さ…

ポール・グリモー『王と鳥』フランス、1980年 @シネマ・アンジェリカ

宮崎駿、高畑勲が影響を受けた作品、という触れこみで観たので、いやがおうにもその指紋が目に飛び込んでくる。この躍動感は凄い。鳥達が空を飛ぶ感じはディズニーに近いのではないかという印象をうけた、全身のうねり、などの細かい描写。そして、煙突掃除…

細田守『デジモンアドベンチャー』日本、1999年 @テアトル新宿

細田守『時をかける少女』日本、2006年 @テアトル新宿

まさに細田守の集大成のような作品で、傑作というよりも代表作といった感じではないだろうか。今までの作品から受け取った細田守の指紋とでも言うべき演出が随所に観られる。 「タイムリープ」という極めて映画的なモチーフによって、細田守の指紋の一つであ…

細田守『SUPERFLAT MONOGRAM』日本、2003年 @テアトル新宿

村上隆制作のやつ。本編の5分くらいあるやつは観れなかった。30秒と15秒のやつを観た。『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』を観て、村上はこれを依頼したという。という説明だけでこの超短編は説明がつく。しかし「SUPERFLAT」というフレーズ…

富野由悠季『機動戦士ΖガンダムII 恋人たち』(舞台挨拶付き)日本、2005年 @シネ・リーブル梅田

(11月7日記入) 少し時間を置かないと批評は出来ない気がする。『キル・ビル』vol.1ではないが、これだけでは何ともいえないというか、この1本を独立したものとして観れるか、そう作られているか、作者と作品をどの程度区別するのか、物語とはなにか、映像と…

富野由悠季(総監督)『OVERMAN キングゲイナー』日本、2002年-2003年 全26話 を観終わった

最後の最後まで面白かったのだが、なにか物足りない…。期待しすぎたからなのだろうか。 最終回にジブリが絡んでいるからということもあるのだろうか、これが宮崎駿の『ハウルの動く城』へとある種繋がっているように思う。ハウルのラストぐらいのテンション…

湯浅政明『マインド・ゲーム』日本、2004年 をビデオで

オープニングを観て『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』のクライマックスのひろしが自分の靴下の臭いを嗅いで、反省を思い出すシーンをすぐさま思い出してしまい、これは何らかの言及ではないかと思ったが、実際そうであると思う。但…

富野由悠季『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』日本、2005年 @シネリーブル梅田

宮崎駿に「天才」というレッテルを貼ってしまうならば、富野由悠季はいわゆる天才ではないのかもしれない。素人目に見ても、オープニングの新作映像の技術水準は『ハウルの動く城』や押井守の『イノセンス』と比べると引けを取っているかもしれないが、だか…

富野喜幸(総監督)『伝説巨神イデオン 接触篇』/『伝説巨神イデオン 発動篇』日本、1982年 をビデオで

形式と内容という不可解で不幸な二項対立のもとで富野喜幸(由悠季)の作品というのは語られるように出来ているように思う。あくまでも私の思考と言葉が他に良き道具を見つけられないのでこういう語りかたになってしまわざるを得ないのであるが、やはり富野…

細田守『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』日本、2005年 @三宮東映劇場

細田守という名前に付随した様々な物語から、彼に高い期待を寄せていたことは否定できない。作品を見る前からある種評価は始まっている。しかし当たり前のことだがそう言ったことは括弧にいれなければならない。細田守について、日本のアニメ界について、私…

細田守『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』2000年、日本 をビデオで

前作からから、リニアな接続をしていることを示すかのように、冒頭突如またしてもボレロが響き、上空に巨大なディジタルの卵が覆い被さる。だが、それは一瞬で破られ、またしても細田守はタイトルクレジットで日常の描写とそれらの楽しい暴走を嬉々として描…

細田守『デジモンアドベンチャー』1999年、日本 をビデオで

ラヴェルの「ボレロ」を全篇にわたりフィーチャーし、既視感、デジャヴュとハイパーリアリティをかもし出す。 この小品の主題が夜のニュータウン(もう死語かも)に突如闖入してくるデジタルモンスター。だから、この圧倒的な非現実を非現実としてファンタジ…

大友克洋『スチームボーイ』2004年/日本 @梅田三番街シネマ

よくない作品のよくない個所をダラダラ書き連ねても仕方ないが、大友はこの9年間何をしていたのだろうかとどうしても思ってしまう。公開前の売り物だった、映像技術も正直言って『イノセンス』の方が美しいし、手書きの『AKIRA』にも遠く及ばない。さらにそ…

大友克洋『AKIRA』1988年/日本 を日本映画専門チャンネルで

『ふたりはプリキュア』第8話「プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?」演出五十嵐卓哉

記すのを忘れていたが、この前の日曜日の『ふたりはプリキュア』の第8話「プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!? 」は非常に出来が良い回だった。演出は五十嵐卓哉。『おジャ魔女どれみ』、『明日のナージャ』ではシリーズディレクターをしていた人物だ。逆…

押井守『御先祖様万万歳!』1989年/日本

むかし劇場版の『MAROKO』を観たとき(部室のテレビでながら観だったので特に集中してみたわけではなかった)からなのだが、先ずこの作品で全篇を通して気になったのは、登場人物の関節である。まるで昆虫のように節を強調して描かれた登場人物は、見るから…

押井守『イノセンス』2004年/日本 を三番街シネマで(ネタバレあり)

圧倒的である。最初の2・3カットですでに興奮してしまい、多少冷静さを欠いてしまっているかもしれない。もう一回観に行くことになるだろう。 先日観た『紅い眼鏡』をきっかけに押井守という映画作家におけるアニメーションと実写とのズレについて考えていた…

ふたりはプリキュア

見逃した、寝過ごしたのだが、某方法によって視聴した。 白い方が空中2段蹴りをしたのには驚いた。悪いやつらと闘うなんていう魔法少女系は今までにもあったし、セーラームーンなんてその代表格だろうが、このプリキュアはもちろん魔法のような力で変身する…

押井守『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』1995年/日本 をビデオで

『イノセンス』の特報を観た後、居ても立ってもいられなくなり、とりあえずオープニングを観ようと思ったのだが、最後まで熱中してみてしまった。 久しぶりに観なおしてみて、先ず思うこと、気付くことは、この物語は実に単純なラブストーリーだということで…

イノセンス それは、いのち。

押井守『イノセンス』を首を長くして待っている。 押井守の新作『イノセンス』の特報第3弾が公開された。イノセンス公式サイト、特報ページ。もうこれが失禁もので、この段階で2004年のベストに決定しそうな勢い。義体の顔が「ガバッ」と開くカットやなどは…

日曜朝のお楽しみ

仮面ライダー555の最終回だったが、もうこの1ヶ月くらいで分かってはいたのだが、当初の私の勝手な期待を裏切り全然だめだった。いちいち検討して批評する気にもなれない。結局今のところ平成ライダーシリーズ、主席がアギト、次点がクウガ。審査員特別賞が…

『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』の再放送「どれみと魔女をやめた魔女」

本放送で観たときから、やけに引っかかる回で、以前『明日のナージャ』の第26話「フランシスの向こう側」の感想を記したときに細田守の名前を知り、今回前情報として、この再放送の回が彼の演出だと知った上で、観なおすことが出来た。 先ず、最初に観たとき…

物語作家としての富野由悠季

富野由悠季がゲストだった『爆笑問題のススメ』を見た。去年「トップランナー」に出たときは驚いた。作家として自作をここまで「愛していない」ことを宣言する人間は珍しいと思ったからだ。過去の自作というものは、どうしても過去の自分の未熟であった点や…

追記

と、思ったら、今日の演出は細田守という人物だそうだ。で、オープニングの演出も彼である。なるほど。 作画レベルもかなり高くて、木々の間から漏れる光の描写とかは素晴らしいと思った。 毎回このレベルじゃないということは確かである。 テレビアニメって…