ふたりはプリキュア

プリッキュア〜

見逃した、寝過ごしたのだが、某方法によって視聴した。
白い方が空中2段蹴りをしたのには驚いた。悪いやつらと闘うなんていう魔法少女系は今までにもあったし、セーラームーンなんてその代表格だろうが、このプリキュアはもちろん魔法のような力で変身するし、キメ技はエネルギー砲系のものだが、基本的に肉弾戦だ。それはOPで瓦礫のようなところで白を引っ張る黒というイメージがこれからの方針を表しているのだろう。キャラクター構成などが、80年代の魔法少女の王道で、なんとなく懐かしい気持ちになった。謎の生物がつがいで登場したのだ。欲を言えばオスのほうは肝付兼人がやれば完璧といった具合。そういう点にはスタッフも自覚的なようで、敵のネーミングのセンス(「ザケンナー」とか)、造形のセンス(あのカブキみたいなのはどこかでみた覚えが…)がもろにそういう雰囲気だ。加えて主題化にまでフューチャーされているいまどきの言葉使いだが、移ろいの激しい昨今では1年も経てば古くなるという状況。幼い頃にノリピー語を聞いたような変な感じがする。が、作品全体のセンスとはその半歩ずれた感じがむしろ合っているようにも思う。ケーブルでこの前まで『クリィミーマミ』をやっていたのを観ていたので個人的に直でリンクしている。そういえばクリィミーマミも魔法によって変身出来るものの、それ以降は自力で、という感じだった。黒のほうの部屋にリー・リンチェイのポスターが張ってあったのはどういう目配せなのか。ただのスタッフの遊びだろうか。背景の質感がなにか違う。そちら方面にはあまり詳しくないのだが、テレビアニメでこういうのは珍しいのではないか。デジタル合成か。先ほどのポスターも手書きではなく、写真から直接処理した感じだ。久しぶりに夕焼けをちゃんと見た。どれみのときは度々夕焼けのシーンが出てきていたと思う。ナージャでは細田守演出の「フランシスの向こう側」の回くらいしか印象に残っていない。
細田守が演出することもあるのだろうか。それも楽しみのひとつではある。
テレビアニメの肝であるOPとEDも良いと思う。特にEDが凄く気に入ってしまった。楽しい。
ともかく、ナージャの反動もあってか期待は大きい。
以上、素直に「萌え〜」と叫べずに、ごたごたと書いた文章。