miro_412004-05-12

●久しぶりにPLANET studyo plus oneに行ってきた。後ろでは映写機の音がするし、今回は貸し館という形での自主上映サークルによる上映で映写技師の腕がすこぶる悪くて、ロールチェンジが下手糞で、巻が変わるたびに映像が乱れる始末。『ゲームの規則』の上映は最悪だった。が、本当に小さくて15席くらいしかない秘密クラブみたいなこの小屋は嫌いではない。背後から映写機の音が聞こえてきても少しも不愉快ではない。
●全然観た映画に関する文章が書けない。どれも極めて凄い映画だったのにもかかわらず、いや、だからこそ、言葉でそれを再構成させることが出来ない。その力量が私には無いと思ってしまう。どんなに頭をひねっても映画を観なくても情報だけで書けそうなことばかり出てきてしまう。雑感の限界を感じる。いいと思った映画には、いい文章を書かねば納得いくはずも無く、一個の映画作品について言葉で語るということは本当に一個の映画作品を作るのと同じくらいの労力で、それとは別種の作業を要するということが判ってきた。