2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

M・ナイト・シャマラン『レディ・イン・ザ・ウォーター』アメリカ、2006年 @吉祥寺バウスシアター

やはりシャマランはかなり凄い作家であると確信した。

神代辰巳『鍵』日本、1974年 をビデオで

原作が原作だし、何度も映画化されているので、それ(神代×谷崎)を無視して観ることはどうしても出来ないが、

サミュエル・フラー『ストリート・オブ・ノー・リターン』フランス/ポルトガル、1989年 をビデオで

フラーの映画において、そのフィルムの冒頭とはどのような意味を持つのか。

神代辰巳『やくざ観音 情女(いろ)仁義』日本、1973年 をビデオで

とりあえず日活のロゴが出てフィルムがまわり出すと共に流れ出す、民謡。これで、おお、神代のフィルムが始まったと思ってしまうのだから、もう重症だろう。

エリック・ロメール『緑の光線』フランス、1985年 をビデオで

実のところ私はゴダールよりもトリュフォーよりもロメールの方が「好き」というか、「肌に合っている」というか、そういう感覚がしている。

ジョン・カーペンター『ゴースト・ハンターズ』アメリカ、1986年 をビデオで

カーペンターの作品の中では珍しく、と言うかはじめてあまりのれなかった。

サミュエル・フラー『デンジャー ヒート/地獄の最前線』フランス、1989年 をビデオで

オープニングクレジットもさることながら、それが終わった後のファーストカットが凄まじい。やはり偉大な映画は、もうワンショット観ただけでそれとわかる。やはりファーストカットは重要だ。サミュエル・フラーのフィルムはどれも最初でがっちりと我々の心…

黒沢清『LOFT ロフト』日本、2005年 @テアトル新宿

冒頭、だまし画のように光りに煌く湖畔のショットが示され、タイトルが出た後、鏡に向かう中谷美紀のショット、これが凄まじい。この顔を捉えたショットそれが鏡越しであるとかいう、賢しらな考えを吹き飛ばすくらい素晴らしいショットである。もはやこのシ…

ポール・グリモー『王と鳥』フランス、1980年 @シネマ・アンジェリカ

宮崎駿、高畑勲が影響を受けた作品、という触れこみで観たので、いやがおうにもその指紋が目に飛び込んでくる。この躍動感は凄い。鳥達が空を飛ぶ感じはディズニーに近いのではないかという印象をうけた、全身のうねり、などの細かい描写。そして、煙突掃除…

ポン・ジュノ『グエムル 漢江の怪物』韓国、2006年 @楽天地シネマズ錦糸町

何とも奇妙なフィルムで、「家族」を物語の軸に末ながらも、父親やあろうことか最期にはあっさりと娘までもが死んでしまい、それをさらっと描いている。クライマックスと思える演出を施している部分は、悉く惨めな失敗を捉え、どんどんと肩をすかして行く。…

溝口健二『噂の女』日本、1954年 をビデオで

この傑作に相応しい言葉を今、私は連ねることが出来るだろうか。ふと、今そう考え込んでしまった。すべてのショットが素晴らしい。一部の隙もない。ビデオなのでカウンターで後どれくらいでこのフィルム(ビデオテープ)が終わってしまうのか分かってしまい…

ジョン・カーペンター『光る眼』アメリカ、1995年 をビデオで

『ザ・フォッグ』の霧のように、このフィルムの冒頭で不穏に漂ってくる影が素晴らしい。終盤の見事な演出といったらない。不気味に、でも何故か勇ましく立ちはだかる子供たち、そこで始まる銃撃戦。やはり西部劇だ。もう大満足。もう私のカーペンター中毒症…

黒沢清『地獄の警備員』日本、1992年 をビデオで

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