2003-05-01から1ヶ月間の記事一覧

勅使河原宏『おとし穴』

勅使河原宏はこの『おとし穴』も含めて、以降『砂の女』、『他人の顔』、『燃えつきた地図』と安部公房脚本による作品を四本撮っていますが、この『おとし穴』だけ、私は原作小説を読んでいません。 いや、面白かったです。 安部公房の話になりますが、この…

と、思ったら

今の時点で劇場のサイトを見るとチケット売り切れてました。23:10〜の回がですよ。 マトリックスを侮っていました。こんなにお客が入るとは…

昨日は凄く頭痛が痛かったです。 今晩は雨が上がってくれたら『マトリックス リローデッド』の先行ナイトショウを観に行ってきます。 ↓

始動

昨日から本格的に新作の脚本を書き始めました。 目標は六月末日までに完成稿をあげることです。 ということは六月半ばまでにはver.1をあげなければならないということになりますね。 がんばるとしか言いようがありません。 しかし、脚本って正直言うと書か…

脚本という不完全な文芸作品

昨日から『BSマンガ夜話』の新シリーズが始まりましたが、この番組って、自分が知らないマンガを取り上げたときの方が面白いですよね。

アキ・カウリスマキ『過去のない男』

「過去」というより「名前」、「ID」をなくした男といったところでしょうか。暴力は人を傷つけるのみならずいろいろなものを壊し、奪う。 名前を失ってしまうだけで、将来までも不便になる。小説なら「男」だとか「名前のない男」だとか暫定的に、妥協して呼…

下の記事、ちょっと補足というかいい忘れていたことがあるので書き足しました。っていうかかなり重要なことだと思います。

なまえをいれてください

臨時収入があったので、梅田ガーデンシネマに行ってまいりました。 今日は場所間違えませんでしたよ。

美と食

最近外で美味いもの食ってないなぁ・・・ この前知人に「おなか減ってたら、良いもの作れないで」といわれた。 そのとおりだと思う。単純な話だがうまいものを食べると素晴らしい作品に触れたのと同じような感動を味わうことがある。 「美食」というのはいい…

河瀬直美『萌の朱雀』

え〜っと、はっきり言ってこの作品私は嫌いですね。 映像は「キレイ」なんですが、なんと言うかこの映画の視点というものが私にはあやふやというか、途中で失踪したお父さんの取ってきた8mmの映像とか、「素朴な」山林の風景とか、パーツパーツで見ると美し…

愛と幻想の田舎暮らし

あの、掲示板絶賛稼動中?なのでよろしくです。

無知の恥(昨日の訂正の続き)

昨日の続きですが、要は私は決定的な誤読をしていたということである。左翼の話ではないのです。受け手は誤読の自由があるとはいえ、これは決定的な誤読かもしれません。 というのも、私が歴史に疎いという致命的な欠落が原因だからだ。きっと、2・26事件…

無恥の恥

私がバイトしているコンビニの店長が、万引犯らしき高校生をとっ捕まえたところ、シロでした。 その後その男子高校生のオカンが文句の電話を入れてきた。 まぁ、シロだったのでうちの店長に非があるのは事実だが、大の高校生のオカンがそれだけのことで剣幕…

訂正

5月18日の『戒厳令』ですが、あれは明治期ではなく戦前の2・26事件を扱ったもののようです。訂正します。 明治天皇の肖像しか出てなかったから明治と勘違いしました。 でもよく考えたら「昭和維新」とか言ってましたね。 参考 http://www.asahi.com/edu/look…

ジャン=リュック・ゴダール『勝手に逃げろ/人生』

と、いうわけで冒頭の20分強ほど、観ていません。が、その所為でストーリーが理解できないとかいったたぐいの作品ではないだろうと思います。ゴダールの作品は。 入場したらいきなり女が殴られてるショットがどもったようなスローで私を迎えてくれた。 この…

大谷健太郎『avec mon mari』

一見、私の大好きなユスターシュの『ママと娼婦』みたいな徹底して「言葉」のみで語る類の作品に思えて、見終わった瞬間実はそうではないなと思いました。 登場人物の本音と建前というか隠していること無意識のことなんかを上手く捉えていると思います。 な…

言葉で言葉意外のことを語ること、否「示す」こと

引き続きビデオを観る週間中ということで・・・ 今からゴダールの『勝手に逃げろ/人生』観に行ってきます。でもこれで今月のお金無くなっちゃうなぁ… 身銭を切って映画その他に浪費する日々、いかにも大学生らしい生活です。 ↓ 『勝手に逃げろ〜』、テアトル…

アルフレッド・ヒッチコック『裏窓』

「宇宙のコントロールに成功した」ヒッチコック。 ヒッチコックってやっぱり凄く上手いですよね。映像で語ることが。最初の数ショットでで台詞を一切つかわずに、舞台設定、主人公の紹介などをすらっとやってのける。 全篇通して何度もある、主人公の部屋か…

見るという行為には見られるという被行為が同居している。

今週はたまっているビデオを観る週間ということで。 明日あたりには『勝手に逃げろ/人生』観に行きたいなぁ。

「文章」に先日授業で発表したときのレジュメを追加しました。 あくまでもレジュメですのでなにか質問があれば答えます。 というか、この1、2週間ここで[考察]したことのまとめですので…

神戸祭のこと

今日まで神戸祭りがあったのですが、地元の人間にとってこれほど恥ずかしい祭はないと思います。 もちろん京都や大阪の祭に比べてなんとなくハクがないなぁ。というのもありますが、そもそもこれって祭といえるのでしょうか?ただの無国籍な恥ずかしいパレー…

吉田喜重『戒厳令』(1973)

先日観に行った『鏡の女たち』の監督吉田喜重の作品。 三國連太郎扮する北一輝なる人物の著した革命論をめぐる明治期を舞台にした作品。 冒頭の若者が財閥の会長を刺殺し、自らも自決するシークェンスは見事だった。 個人的な話をすれば、60〜70年代の革命的…

そうそう。掲示板が文字化けするという話を何人かから聞きましたが、他の方もそうでしょうか?ならば対処しなければ。私は普通に見えるんですけどね。とりあえず見れない人は右クリック→エンコード→日本語(自動選択)で見れるようになると思いますが…

過去との対話とは常に一方通行だ、凡庸な映画も然り。

たまっている録画したビデオを観ようかなと… _____ / _ ヽ / 夢 }十{. | |__亜_______|_ | ヽ - - | | o | > | |__ノ ┏━┓ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ┃─┃ | < 正直、ムーアの大ファンでスマンカッタ。 │ \ ┃ ┃/ \___…

新たな課題。

で、発表した結果出てきた課題を… アニメーションやCGといった、「写真映像ではない動く映像」をどう扱うのか?(実写の動く映像と同じ視点で語れるか?それとも異なったシステムとして捉えるか?) ソシュールの言語学を動く映像の視点から読みなおす。 従…

お久しぶりです。

えっと、昨日で発表が終わり一段落です。 これからはマッタリとやっていく所存でございます。ともかく、この数ヶ月は思考が研究モードだったので、夏休みの新作撮影に向けて思考を創作モードに切り替えたいと思います。 脚本と論文を同時進行で書くのって、…

「映画における意味作用は「記号を欠いた意味作用」(significations sans signes)である。」(ミトリ)

●用語の規定 映画は 独特な論弁のための道具(instrument d'une diakectique particuliere) この道具を使用する技法(l'art d'utilser) かつその結果を伝播するための手段(le moyen de diffuser) という、三つの性格を同時に持つ。 ↓ にもかかわらず、こ…

「映画は言語体系を持たない言語活動である」(クリスチャン・メッツ)

メルロ=ポンティ『意味と無意味』より 知覚→ 「さまざまな形態の体系」 →「知覚において第一のものは、並列された諸要素ではなく全体なのだ」 クリスチャン・メッツ『映画――言語体系か?言語活動か?』より 「映画とはなににもまして”現象学的”な芸術であり…

あれは誰だ?!

"about"を設置しました。暇つぶしに見てください。 まぁ、とりあえず、多少は私が何者であるかを表明しておかねば、文書を読み辛いと思いますので、やっぱりこういったものは必要でしょうね。

確認作業

ども。今日はちょっと文章多すぎますか?明日が発表なもので、こらえてやってください。