2003-01-01から1年間の記事一覧

2003年ベスト

劇場公開された作品 吉田喜重『鏡の女たち』 黒沢清『アカルイミライ』(ビデオで観たが今年公開されたので) マーティン・スコセッシ『ギャング・オブ・ニューヨーク』 塚本晋也『六月の蛇』 ラリー&アンディー・ウォシャウスキー『マトリックス リローデ…

最近ミスタイプや誤変換が多い。それを修正するだけで「更新」したことになり、アンテナの位置があがってしまうのはなんとなく申しわけ無い気もする。

オールザッツ漫才2003

2年連続でバイトあがりでそのままビデオ視聴。 もう中学生の頃からの習慣で、これを見なければ年を越せないという感じ。あの頃は「すんげーBest10」で毎週見ることの出来た芸人もいまやこの番組でしかテレビでお目にかかれない面子も。数年前解散前のスミス…

年末は酔っ払った客が多くて腹が立つ。

ロベール・ブレッソン『抵抗(レジスタンス)−死刑囚の手記より−』1956年/フランス をビデオで

所謂、脱獄もの。というよりは脱獄して終わりという作品である。年代はこれより後になる1960年のジャック・ベッケル監督『穴』と表層的に相似しているので、どうしても比較してしまう。どちらも実話を元にしたものであるし。どちらも黙々と脱獄の過程を捉え…

冬休みという所為もあって、生活が極めて不規則。

卒論の筆致が甚だしく進まない。まずい。まだ1章や2章を書いては消しをしている。先に終章を書いてしまおうか。

『吉田喜重が語る小津さんの映画』1994年/日本・NHK(テレビ番組)

プライム・テンの枠で放送されたもの。構成、演出も吉田喜重、語りも吉田喜重本人はナレーションに徹し画面には出てこない。昨日観たETVスペシャルの『小津安二郎 静かな反戦』と比べるまでもなく、非常に引き締まった内容。昨今やっているNHKの小津特番がい…

新日曜美術館「生きる総てが花である〜いけばな作家・中川幸夫」NHK教育

以前に放送したものの再放送(アンコール)。そのときにチラッと眠気まなこで観て衝撃を受けてもう一度みたいと思っていたのでよかった。 私はいけばなについて全然知らないのだけど(勅使河原宏が草月流の家元だったのは知っていた程度)、中川幸夫氏はまさ…

「小津安二郎静かな反戦」を見た。

吉田喜重と吉増剛造が決して戦争を描かなかった小津から静かなる反戦の意思を読むという内容。冒頭WTCを訪れる吉田。もう言わずもがなで、吉田が繰り返しいってきた、戦争、空襲、原爆という圧倒的な暴力の現象とその残骸である原爆ドーム、それとグラウンド…

卒論が… 今日の朝刊に池澤夏樹氏が司馬遼太郎賞を受賞との記事。アンゲロプロスの新作はもうできているのだろうか、そして翻訳作業は始まっているのだろうか。日本で一番早く、しかも精密にアンゲロプロスの作品を観ることの出来る、観なければならない人で…

島本和彦の『ゲキトウ』が始まった。

ちょっと前の話だが、「イブニング」誌にて島本和彦の新連載『ゲキトウ』が始まった。本人のサイトなどで続編が始まるとの情報は結構前から聞いていたのだが。『逆境ナイン』の続編である。不屈闘志が主人公である。10年前に引退した彼が今、トライアウトに…

お金が無い。

吉田喜重『キング・オブ・フィルム/巨匠たちの60秒』、『鏡の女たち』についてのメモ

ユリイカの今年の4月号増刊「総特集吉田喜重」を読み返す。この中でも特に数篇篇収められているインタビューが面白かった(蓮實重彦による岡田茉莉子へのインタビューも面白かった、何気ない雑談に見えてそれらがすべて日本映画史の一端になっている。)。先…

ああ

掲示板放置していてすみません。一応観ているのですが、ちゃんと返答する余裕が無いというか、他のこと考えているというか。いけませんね。ウエダ氏の投稿には必ずまとまった文章をこちらもよこすつもりなのですが、何とか今年中には。確か以前「今週中」と…

●本日のタイトル↑は、安部公房『箱男』より。この作品はいつか映画に翻案したいという野望が昔からある。 ●卒論も佳境。まだまだ終わりが見えない。冬休みは今までのものに加えてやはりというか、今までは意図的に回避してきたのだが結局ドゥルーズと付き合…

『キング・オブ・フィルム/巨匠達の60秒』1995年/フランス

最初に流れることになった、パトリス・ルコントのフィルムはシオタ駅のホームから撮影。リュミエールの有名なフィルムの一つの再現を試みている。「差異を示す」とルコント自身がいっていたように、もはやそこに映し出されているのは蒸気機関車ではなく、最…

●寒い。朝起きたら、部屋の中なのにもかかわらず息が白くなる。まぁ、毎年のことなのだが。意を決して窓を開け、周りを見渡すと、一面雪景色。つもっている。初雪である。 ●昨日は梅田堂山のツタヤにビデオを返しに行ったのだが、一日延滞していた。\600−。…

●昨日は友人の誕生日パーティーだったのだが(お二方、おめでとう。でも、誕生日って目出度いのか、自分の誕生日のときにも感じたが…)、その2次会で卓球場に行った。ついつい夢中になり3時間もやってしまう。私は小学生のとき、終末は少年野球、平日は近所…

テオ・アンゲロプロス『霧の中の風景』1988年/ギリシア・フランス

をビデオで。 アンゲロプロスの作品を観るにあたって、資格とか条件とかは無いといってしまっても良いとは思うのだが、かといって、ギリシア、バルカン半島の近・現代史を深く知らない自分に何の羞恥心も抱かなくても良いということは決して無いであろう。実…

●あいかわらずの頭痛。イライラする。煙草の量も最近増え気味。やはり人間は健康が一番。身体が資本。とは思うものの、体調を崩さないと、こいういうことには気付きづらい。 ●スポーツをしてきたときに比べて、実質的な体力以上に、精神的な体力が弱くなって…

黒沢清『アカルイミライ』2003年/日本 25:13

をビデオで。 現在23歳のの私はいったいこの映画に対してどう言う反応を示せばいいのだろうか?アカルイミライ。カタカナで記されたこのタイトル。つまり括弧のついた「明るい未来」という意味だろう。必ずしも日常的に口にするような意味とは違う。そのタイ…

あ 25:13

●何だか頭痛がする。 ●昔から私は遅刻する癖があって、先日も梅田ガーデンシネマにストローブ=ユイレの『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』のモーニングショウを観にいこうと思っていたのに寝坊したり。大学に入るのも1年遅刻したし。60年代にも遅刻し…

生まれてはみたけれど

今日は小津安二郎の100回目の誕生日であり、40回目の命日である。いまさら誕生日だからといって、特にどうこうしようとは思わないが、NHKBSで現存する全作品をやっていて、サイレント期のものもやっているのでこれはうれしい。録画しためたのを、正月に立て…

お金がない

まぁ、今に始まったことではないが。慢性的に金欠。貯金なんて夢のまた夢。 今週中にはキル・ビルについて書きたい。 1年ぶりにレンタルビデオ屋でレンタルしてきた。ケーブルテレビに加入してから、全然レンタルしていなかった。お金が足りないというのが一…

動き

メモ。 全然まとまっていないのにもかかわらず、無理矢理単位を取るための義務で発表したので、つまり付け焼刃だったので、4人の教授陣からツッコミされまくり。 映画を従来の言語学、記号論、写真論から分析してみるものの、一番肝心の映像が「動く」ことが…

バイトに行く直前、BS2で録画しながら小津安二郎『晩春』を観ているとついつい夢中になって、遅刻しかける。本当にこの作品は傑作だ。小津映画に潜む狂気が全てのショットからありありと見えてきて、よく指摘される、近親相姦にしか見えないあの親子のやり取…

久しぶりに…

最近記すのを忘れていた。こういうものは直後に記録しなくては意味がないが、一応。 家の裏の山にゴジラが出現。しかし、これは映画の撮影らしい。でも、ゴジラはちゃんと口から怪光線を発し、私はそれに命中し吹き飛ばされる。だが、痛みはない。それが弾薬…

メモ

下に記したように、明日の卒論の中間発表の準備中なのだが、そのためにロラン・バルトの『明るい部屋 写真についての覚書』(みすず書房 1985年)を読み返す。すると最初の章のバルトの写真に対する表明が私の映画に対して持っていたそれと近いことに気付く…

卒論の中間発表がなかなかまとまらない。パニック寸前。 卒業式の後の謝恩会の連絡が入る。卒業できるかどうか、本当にぎりぎりのところなので、どうこたえて良いか、分からない。