2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ロバート・ロドリゲス『スパイキッズ』アメリカ、2001年 をDVDで

凄く面白いわけでも、凄くつまらないわけでもない。ただ、魅力に欠ける。 悪いところもなければ特筆すべき良いところもない。そんな感じか。スパイキッズ ― DTSスペシャルエディション [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/05/02メディア: DVD クリ…

抜け落ちる歯

夢日記というほど細部を覚えていないので。 いつ見たかは忘れたが見たことを今日思い出した。2-3日以内だったと思う。以前から何度も歯が抜ける、というより自分で抜く夢は見ていたのだけど、今回は凄かった。何しろすべての歯を豪快にむしり取ってしまった…

Xデイ

さて…阪神優勝。とくに藤川球児に。

ロバート・ロドリゲス『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』メキシコ/アメリカ、2003年 をDVDで

何故原題の"ONCE UPON A TIME IN MEXICO"をそのまま使わなかったのかは知らないが、こういったことは今に始まったことではないので、まぁ良いだろう。 このフィルムには夜がない。正確にはラストに夕暮れが少し訪れるのだが、決して漆黒の闇が表を覆うことは…

鼻炎か風邪か、それともタイガースか

先日から夜が肌寒いので、鼻の調子が悪い。これが毎年曲者なのだが鼻炎なのか風邪のひき始めなのか分からない。おそらく鼻炎だとは思うのだが…。アレルギー性皮膚炎だとか虫刺されの異常な腫れだとかこの鼻炎だとか、免疫系が過剰に反応してしまう。ついつい…

高野昭二『私のジュリエット』「学校の怪談」より 日本、1994年 をビデオで

ラストで幽霊のジュリエットが消え去り、衣装とかつらだけになるのだが、あれがカーペンター風クリーチャーならばよかったのになぁ。…でもないか。 でも鏡越しの血まみれのジュリエットはなかなか意匠として良かったと思う。学校の怪談 第1巻 [VHS]出版社/メ…

黒沢清『花子さん』「学校の怪談」より 日本、1994年 をビデオで

花子さんは背が高い。花子さんには顔が無い。花子さんの顔は隠されている。最初に画面に現れたとき、うっすらとぼやけて見える。そしてラスト。のっぺらぼうの花子さんのアップ。隠しているということを隠していない。堂々とチープなのっぺらぼう像をアップ…

黒沢清『よろこびの渦巻』日本、1992年 をDVDで

あっ、この珈琲にミルクは、わらしべ長者のくだりでの横移動するキャメラはゴダールだ。活動家の行進・攻防をワンカットで捉えているのはアンゲロプロスか?と何とも無邪気に楽しめてしまう。どうもこれを素直に楽しんでいいのか。と考えてしまうが、面白い…

黒沢清『もだえ苦しむ活字中毒者 地獄の味噌蔵』日本、1990年 をDVDで

諏訪太郎が本を読んだと嘘をハッタリをかましたとき、大杉蓮が悔しがるのは何故か。大杉蓮の見ている前で諏訪太郎は本を読まなくてはならないし(諏訪が本を読もうとという誘惑に駆られたときにそっと見守っていればよいのに、わざわざ声を掛けるのは、この…

ジョン・カーペンター『ゼイリブ』アメリカ、1988年 をDVDで

不思議な眼鏡をかけると世界の「真の姿」が見える、私が実はそうだったと信じたい世界が見える。これは映画の役割の1つであり、我々が映画に寄せる欲望の1つであろう。 しかし、その不思議な眼鏡が私たちに見せつけたのは、「眼鏡をかけろ!」、「嫌だ!」の…

リーフリが来た!

先日買ったDVDプレイヤー、少し調べてみると簡単にリージョンフリーに出来るではないか。早速設定してみたが、今現在それを必要としているソフトは、無い。

小津安二郎『東京物語』日本、1953年 をDVDで

観るのは何回目か忘れたが、これから数回観ることになるので、後日改めてまとめて書くとして、少しメモだけ。 熱海に行ったときに両親が泊まった旅館のにぎやかさ、両親も熱さとうるささで寝苦しく、なかなかよく眠れない。しかしながら部屋の前の2組のスリ…

DVDが来た!

しょうもないものを買うくらいなら、いい物が適性価格になったときに満を持して買おうと思っていたDVDデッキだが、結局今回の仕事での必要もあって5000円もしないような糞デッキを購入。 しかしながらそんなものでも、10年程フル稼動したテレビデオのデッキ…

ドン・シーゲル『マンハッタン無宿』アメリカ、1968年 をビデオで

これが『ダーティハリー』の一篇だといわれてもどこか納得できるような気もするし、やはりちょっと待てよというような差異も認められる。 冒頭の「インディアン」との1件がこれは西部劇であると悲痛に叫んでいるような気もするが、カウボーイハットを被った…

オーソン・ウェルズ『オセロ』モロッコ、1952年 をビデオで

タイトルクレジットが入るまでのオープニングシークエンスの葬送の素晴らしさが、もはやシェイクスピアなど関係ないと宣言している。なかでも奥手のオセロを担いだ列と、手前の十字架を持った聖職者の列のコントラスト、どちらもシルエットに近い明度で映し…

怠惰の罪

まずちょっとメタ的なことを書くと、最近意識的に無意識的に雑記的な文章、日記的な文章に[雑記]とカテゴライズせずに、投げっぱなしジャーマン状態で、つまりホールドせずに、記していたのだが、これでは日記本来の役目を果たせないではないか。日記とは自…

大学は出たけれど

明日(もう今日か)、10月の講義助手の件で半年ぶりに学校へ行く。早起きして、久しぶりに片道1時間弱の阪急電車に…、その点は少し気が滅入る。途中で腹が痛くなったり吐き気がしたりしないことを祈る。そのためには早く寝なくては。8時には起きなくては。

チョン・ジェウン『子猫をお願い』韓国、2001年 をビデオで

冒頭、埠頭ではしゃぐ女子たち。この溌剌とした混沌でこの作品は傑作だろうと確信する。 そして優れたタイトルデザインと共にタイトルクレジットが進む中、ある女が携帯のメールを打つシーンではっとする。ハングル文字の変換にスティディウム(バルト)的な…

ピーター・ジャクソン『ブレインデッド』ニュージーランド、1992年 をビデオで

1992年という制作年から鑑みても、「スプラッターホラー」さえもやがては飽和を迎える。スプラッターの最後は華々しくミンチとなってどろどろと散りゆく。 あの、我々がどれだけ気持ち良くスカッと殺されるのかだけを期待させるためのキャラクター筆頭である…

待ちなさい

ビデオの最初に入っている予告編に、ジョー・ダンテの『マチネー』があった。これは観なくては。予告編の方が面白いのかもしれないが、これはいけそうだ。

ユルグ・ブットゲライト『ネクロマンティック 特別編』ドイツ、1995年(1987年)

※1987年の『ネクロマンティック』、『ネクロマンティック2』をブットゲライト自ら再編集したものだそうだ。 男が主人公の前編と女が主人公の後編とに分けられると思うが、どちらにしても『死の王』に比べれば残念な出来。 それぞれ出だしがなかなか興味を引…

ユルグ・ブットゲライト『死の王』ドイツ、1989年 をビデオで

思いのほか「映画」に対しての嗜好が強いというか、野心的というか。「月曜日」、一人目の男が自殺するまでの時間の経過を何回転も360°パンでもって、ワンカットで男が様々な生活の一部を演じるシーンで、「おや?」と思ったのだが、特に好感が持てたのが、…

腫れあがる

東京で何箇所も刺されたのがまだ治まらない。あごの下の刺された個所が、結構腫れていて、タダでさえ太り気味なのに、二重あご化している。ぷるぷる震えるし、時々熱を持って脈打つし…。氷で冷やす。

meeting Y.Y.松竹本社ビル決戦

今帰ってきた、泊めてもらった先輩の家の布団に「いろんなん」が潜んでいたようで、体中に虫刺され。今、かなり腫れている。 先輩と胃弱談義に花が咲く。焼酎のお湯割りで胃をいたわりながら。結局1本空けてしまったが。これからはお湯割りでいくか。後半は…

フリッツ・ラング『スピオーネ』ドイツ、1927年/1928年 @有楽町朝日ホール

冒頭の数カットが凄まじい。簡潔にして鋭く、畳み掛けるようにフィルムが始動する。ある情報が盗まれそれが明るみになるまでの数カット。特にバイクで逃げるスパイのしたから捉えたショットが凄い。構図の奇抜さもあるが、バイクと共に下から人物の表情を捉…

山田洋次『男はつらいよ』日本、1969年 をビデオで

なんとも奇妙な。気持ちの悪いフィルム。無論良い悪いを言っているのではない。 「寅さん」という怪人は、まさに我々の世界の埒外の存在である。常に「一般人」振る舞いとははずれている。冒頭からしてそうなのだが、寅さんというのは芝居ががった人物で、重…

meeting Y.Y.第二章

急遽、16日に東京に行くことになった。今回は松竹本社ビルに特攻。急過ぎて夜行バスが取れなかった…。新幹線で行くか。 先輩の家(11月からそこに住む予定)にまた一泊の予定。なにか向こうでしか観れない映画がないか調べてみるとするか。

映画は一人で見るものか、人と見るものか

ティム・バートンには一家言ある友人T氏と観に行った。3時ごろに待ち合わせして4時の回を観ようと思ったら既にSOLD OUT。次の6時半からの回も最前列の席しかなかったが、決定。喫茶店でうだうだとスピルバーグやアジア映画について駄弁。 観終わった後も居酒…

ティム・バートン『チャーリーとチョコレート工場』アメリカ、2005年 @神戸国際松竹

(9月12日記入) スピルバーグを考えるときなど特にそうなのだが、「ハリウッド映画」を監督の名のもとに観るとき、良く分からない事態に陥ってしまうことがある。ある固有名のもとにまとめあがられたフィルモグラフィの物語に共通項を見出そうとすると、罠…

デビッド・クローネンバーグ『スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする』カナダ/イギリス、2002年 をビデオで

(9月10日記入) 観終わったときは大したことないなと思って、何をここに記そうか迷っていて(当然のことながら「面白い」と思った映画、「面白く」なくても1箇所でも偏執狂的に気になった個所があった映画は言葉があふれてくる)、結局何も記さないまま放置…