2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アンドレイ・ズビャギンツェフ『父、帰る』ロシア、2004年 をビデオで

極めてシンプルに幾つかの主題が配置されていて、シンメトリックというか螺旋構造というか、永劫回帰というか…。 冒頭の鉄塔と其の下に広がる海と、終局のの鉄塔と其の下に広がる大地との配置、垂直方向をよく意識した、神聖さすら仄めかしながらそびえたつ2…

友情・努力・勝利

昨日は久しぶりに後輩に会って呑んだ。その後彼の家で、劇場で観て以来久しぶりに細田守が監督した劇場版『ワンピース』を観た酒気帯で観たのだが、やはりこれは素晴らしい佳作だろう。 http://d.hatena.ne.jp/miro_41/20050305#1110026420 その時の批評はこ…

富野由悠季(総監督)『OVERMAN キングゲイナー』日本、2002年-2003年 全26話 を観終わった

最後の最後まで面白かったのだが、なにか物足りない…。期待しすぎたからなのだろうか。 最終回にジブリが絡んでいるからということもあるのだろうか、これが宮崎駿の『ハウルの動く城』へとある種繋がっているように思う。ハウルのラストぐらいのテンション…

異変のゴロワーズ

「人により程度は異なりますが、ニコチンにより喫煙への依存が生じます。」 パッケージの下3分の1に警告文を入れなければならなくなったのは知っていたが、何故か私が愛飲しているゴロワーズは今まで今まで通りのパッケージだったので、他人事だった。が、昨…

キングゲイナー…

『キングゲイナー』8巻を観た。テンション上がり過ぎで、一気に最終巻も観てしまいたいのだが、そのあとすぐに寝てバイトに行くなど不可能だから中断。休みは明々後日なので、明日は一緒に借りていた『父帰る』をみてクールダウン。ちょうどロシアの映画だし…

遅刻癖

久しぶりにバイトに遅刻した。一時からの出勤なのだが、パッと目を覚ますと時計は13:15くらい。こういうときの寝覚めは凄く良い。うわぁ、と思っていると電話がディスプレイを見ると当然バイト先から。店長だ。嘘が下手な私は「スンマセン!」というだけにす…

フェデリコ・フェリーニ『81/2』イタリア、1963年 をビデオで

このフィルムが「悪夢的」なのは夢のイメージと現実のイメージが交錯し、その境界線が不明瞭になる狂気とかそういったものではなくて、ここに示されるイメージの悪夢性そのものによるものであろう。 序盤でのパーティーのシーンなどに観られるモブシーンの処…

本当かい?!

今更ながら『OVERMAN キングゲイナー』にハマリ中。早く続きを借りに行かなくては。オーバーマン キングゲイナー Volume.1 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2003/02/14メディア: DVD クリック: 30回この商品を含むブログ (55件) を見る

ガス・ヴァン・サント『ジェリー』アメリカ、2002年 をビデオで

このフィルムが捉えているのは光とその運動である。『エレファント』の最初のカットに繋がるかのような、明度の変化を丁寧に収める。リュミエールのときから映画に愛されて来たモチーフの一種である雲のダイナミックな変化を捉えた映像も悪くはないのだが、…

ガス・ヴァン・サント『エレファント』アメリカ、2003年 をビデオで

映像というものは、その本質は一切の価値判断を含まず、あくまでもレンズの前に繰り広げられる運動をフラットに写し取ったものであり、非人間的である。が、それはあくまでも本質であり、というよりもイデア的なものであり、ここの映像一つ一つを取ってみる…

偏頭痛のなか、内戦を夢想する

昼くらいから偏頭痛がする… id:tidoさんの「乱暴者日記」で面白そうな情報を発見。 http://d.hatena.ne.jp/tido/20050714 押井守の実写否定派の私としては、他人が監督することにむしろ期待するなぁ。『TOKYO WAR』はまだ読んでない。

湯浅政明『マインド・ゲーム』日本、2004年 をビデオで

オープニングを観て『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』のクライマックスのひろしが自分の靴下の臭いを嗅いで、反省を思い出すシーンをすぐさま思い出してしまい、これは何らかの言及ではないかと思ったが、実際そうであると思う。但…

MEETING Y.Y.

のるかそるかそれが問題である。 10日の晩、バイトを終えたその足で梅田まで行き、夜行バスに乗り込み一路東京へ。mp3プレイヤーの内容を旅行にあわせて変更することが時間の都合で出来なかったので、バスの中ではそのまま入っていたSonic YouthとCaptain Be…

羽住英一郎『逆境ナイン』日本、2005年 @シネカノン神戸

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