2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『グラインドハウス(U.S.A.バージョン)』アメリカ、2007年 @TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

フェイク予告編 ロバート・ロドリゲス「マチェーテ」 ロバート・ロドリゲス『プラネット・テラー アメリカバージョン』 フェイク予告編 ロブ・ゾンビ「ナチ親衛隊の狼女」 フェイク予告編 エドガー・ライト「Don't/ドント」 フェイク予告編 イーライ・ロス「…

デイヴィッド・リンチ『インランド・エンパイア』アメリカ、2006年 @恵比寿ガーデンシネマ1

凄く面白かった、興奮した。と、まず記録しておかなくてはなるまい。もうこれは本当に、ゴダールにおける『映画史』くらいのリンチの代表作というか結晶というか、今まで観てきた、リンチのリンチ的なるもののオンパレードで、それでいてそれが亜流、劣化コ…

賈樟柯(ジャ・ジャンクー)『長江哀歌』中国、2006年 @シャンテシネ2

いい意味なのか悪い意味なのか、よく分からないのだが、ジャ・ジャンクー作品の看板、常連女優のチャオ・タオの、俳優としての佇まいがすばらしい。堂に入りすぎていて少し浮いていると言ってもよい。もちろんその浮き方はストーリーとマッチングしているの…

大和屋竺『愛欲の罠』日本、1973年 @一角座

素晴らしい。素晴らしいというか面白い、楽しい。 荒唐無稽というか、実はそう極端に荒唐無稽と言うわけでもないのが、夢に喩えられるようなイメージの連鎖なのだが、それでいてリアリティが欠落していないのが凄い。それは冒頭の新宿三丁目らしき場面(伊勢…

昨日観た山下敦弘『天然コケッコー』のことについて、もう少し

今日も、昨日観た『天然コケッコー』のことが気になってしょうがない。『松ヶ根乱射事件』ではこんなことは全くなかった。 ざわつくとういうか、いや、胸が掻き乱されているというのが一番しっくり来るだろうか。今日のバイト中(数ヶ月ぶりに遅刻してしまっ…

山下敦弘『天然コケッコー』日本、2007年 @新宿武蔵野館1

なぜだかは何となくわかっているつもりなのだが、山下監督作品はいつも距離のとりかたに困ってしまう。ひとえに自分の自意識の問題だと思うのだが、傑作と誉め讃えるのはもちろんのことだが、駄作だ、受け入れられないと叫ぶのも違う。それぞれの言い方にも…