探偵助手をした

昨日は大学時代の先輩の手伝い。今その人は探偵をしている。いわゆる「調査会社」というやつだ。
今回の案件は、
依頼者は女性で、数ヵ月前にネットで知り合った男性から脅迫を受けているとのこと。
最初はメールのやりとりだったのだが、ある時自分の裸とかエロい画像を送りあった。このとき、見たらすぐに破棄するという約束だったのだ。で、依頼者の女性は馬鹿正直にちゃんと削除したのだが、まぁ男は削除しなかった。
男は一度直接会いたいと言ってきた。女が嫌だというと、おまえの画像は実は消していない。会わなければこれを流すぞ、ばらまくぞ、と言ってきた。こうして会うと、観覧車のなかで体を触ってきたりと言った調子。むこうは写真を持っているので逆らえない…
と言った具合で相談を持ちかけられた。
で昨日の任務は、
依頼者はその日男と会う約束をしていた。その前に我々とあって打ち合せ。小型のICレコーダーとワイヤレスマイク、そして万が一見失ったとき用に発信機をもたせた。彼女にうまく会話を誘導してもらい、もう一度脅し文句を言わせ、それを録音したものを「証拠」として押さえ、彼女に関する画像、電話番号、アドレスその他すべてのデータを破棄させ、今後一切かかわらないことなど誓約書を書かせるのがこの日の任務だ。
打ち合せを済ませ、彼女を待ち合わせの場所へ、我々は音をモニターしながら、彼女を見張る。
………ここで意外な展開。男がドタキャンしてきたのだ。
ここで考えられることは二つ。
1、実は来ていて、彼女をつけて家を突き止めようとしている
2、我々に依頼していることがバレた
とりあえずつけている可能性を考えて、彼女に周辺を歩き回ってもらい、その後を追いながら、怪しい奴がいないか調べることに。
待ち合わせが新宿だったので、とりあえず都庁のほうまで往くように指示。
しばらく様子を見たが、特になし。
どうやら第三の選択肢、本当にただのドタキャンだったようだ。その際、また来月に会おうと行ってきたので続きは来月ということになった。