2007年ベスト
観た順番に。
- 小原真史『カメラになった男 写真家中平卓馬』日本、2003年 @シネマアートン下北沢
- 山本政志『聴かれた女』日本、2007年 @ポレポレ東中野
- 松江哲明『童貞。をプロデュース2 ビューティフル・ドリーマー』日本、2007年 @下北沢LA CAMERA(第2回ガンダーラ映画祭)
- トニー・スコット『デジャヴ』アメリカ、2006年 @新宿プラザ劇場
- 井土紀州『ラザロ-LAZARUS- 蒼ざめたる馬/複製の廃墟/朝日のあたる家』日本、2007年 @ポレポレ東中野
- デイヴィッド・リンチ『インランド・エンパイア』アメリカ、2006年 @恵比寿ガーデンシネマ1
- 『グラインドハウス(U.S.A.バージョン)』(特に特に、クエンティン・タランティーノ『デス・プルーフ』)アメリカ、2007年 @TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
- ストローブ=ユイレ『あの彼らの出会い』フランス、2006年 @東京日仏学院
- ペドロ・コスタ『コロッサル・ユース』ポルトガル=フランス=スイス、2006年 @東京日仏学院
- 青山真治『サッド・ヴァケイション』日本、2007年 @新宿武蔵野館2
- 万田邦敏『接吻』日本、2007年 @有楽町朝日ホール(東京フィルメックス)
11本になった。ポール・バーホーヴェン『ブラックブック』が次点か。バーホーヴェンのフィルモグラフィにおいて、重要な作品だと思うのだが、年間ベストには入れるのをためらわせる何かがあるというか。いや、いれてもいいと思うのだが、素晴らしいショット、シーンの連続だし。やっぱり入れよう。12本。
ラザロやガンダーラや日本では「自主映画」に後年、エポックとして位置付けられるであろう作品が突出していて、ベストにはならないが、藤原章の『ヒミコさん』も面白かった。2007年日本映画で特筆すべきなのは、2007年を象徴する固有名詞は井土紀州と松江哲明だろう。
あと、新作以外では
田中登『(秘)色情めす市場』日本、1974年 @ラピュタ阿佐ヶ谷
大和屋竺『愛欲の罠』日本、1973年 @一角座
が、とんでもなく素晴らしかった。