今朝の『明日のナージャ』

今朝久しぶりに日曜の朝の一連の番組を見た。
久しぶりに『明日のナージャ』を見ると、これがなかなか見ごたえがあった。最近ここで記している音と映像の関係というのはむしろアニメーションのような形式のうほうが意識しやすいと思うのだが、それを十分に作り手が意識して、作品を「作る」という作業をしていたように思う。特にアニメでここまで「引き」の画をうまくつかっているのはあまりみたことが無いような気がする。そうなると、アニメの場合とくにテレビの場合口の動きを単純にであれ描写するのは困難になってくるだろう。その音声が「浮いた感じ」が今回のお話とうまく調和させることに成功しているように思う。
それと、この作品で思うのは、遠近法的な画面作りを強く意識しているということだ。オープニングの映像でもそれは十分に感じていたのだが、今回建物の中のシーンでの「カメラ」の動きに伴う、柱などの動き。これはアニメが現実世界ではないにしても、人間のいる世界を描写し、架空のカメラで撮影されているような、つまり「画に描いた実写映画」であることを良くも悪くも物語っていると思った。