日本シリーズ第三戦

正直、久しぶりに好投してスマンカッタ

  • ダ|100 000 000 0 |1
  • 神|000 100 000 1x|2

この試合の殊勲はムーアと吉野。彼らの好投に尽きる。
それにしても、阪神打線の不甲斐なさ。久々の得点も金本のソロホームラン。このホームランのみを見ると、それはまさにあの桑田から打った逆転ホームランを彷彿とさせ、ここからの反撃の狼煙にも見える。さらになによりも、サヨナラの場面。矢野が敬遠される中、次の打者である藤本に星野監督が近寄り、肩を揉みながら耳打ちする場面。誰が見てもあれは「優勝決定の象徴的シーン」、正確にはマジックが一になったシーンを思い出す。これは星野監督は自覚的にやっていたと思う。そしてその結果が、右中間深くへの犠牲フライ。出来すぎである。
そして、来年度以降の阪神タイガースへの心配がより深くなった瞬間でもある。やはり、このチームは現在監督が作り出すドラマで持っているのである。そしてこのドラマは間もなく幕を閉じる。本当に次の優勝はまた20年後かも知れない。
まぁ、我々阪神タイガースファンは「その方が阪神らしい」とシニカルに笑うだろうが。