というわけで

ただいま。駅を降りた途端に雪が降り出して、原付で家へと急ぐとすべての雪が顔、目へと向かって迫ってくる。厳密にはこちらがわから雪のほうへ突っ込んでいるのだが。その白い斑点の群れが顔に向かってくる光景が、この作品を観終えた余韻とあいまって、人形たちの肌の白さが思い出され、いい気分である。
ところで劇場の方は初日の初回と言うだけあってか、「大きいお友達」、大学生風、あとロマンスグレーのおじさんなど男ばっかり。女性もいるにはいたが。隣にも「大きいお友達」風の2人連が座っていたので、上映中に異常なテンションで話し出したりしないだろうかと不安だったが、上映中気になる雑音は何処からもほとんど聞こえなかった。よかった。そういえば『アヴァロン』を観たのは三宮アサヒシネマだった…
それにしてもシャアにしろ草薙素子にしろ「少佐」はいいなぁ。と。田中敦子の声が響いたあの幸福な瞬間。素子に会いたかったのはバトーだけではなく私もだった。