日記

さようなら…

●さて、二つの命日が重なった今日。先ずは朝一で西灘劇場に行き、2回券を買う。記念品としてメッセージカードのついたポップコーンを頂く。「ずっとずっと あなたの心の中に西灘劇場がありますように・・・。」。陳凱歌『さらば、わが愛 覇王別姫』を先ず観た後、晩にある三宮アサヒシネマでのオーラス上映、テオ・アンゲロプロス永遠と一日』の整理券の具合が気になったので電話で問い合わせてみると、今行かないと、立ち見でさえ観れなくなるとのこと。ウォン・カーウァイの『恋する惑星』日本最終上映は涙を呑みつつあきらめて、一目散に三宮へ。整理番号144番。打ち止め間際だった。上映は7時で時間が有り余っていたので、神戸国際松竹で庵野秀明キューティーハニー』を観る。良かった。同じ国際会館で氣志団のライブがあるらしく、それっぽい格好をした人たちが集まっていて、『キューティーハニー』の雰囲気とどこかあい入れる部分があって、悪くない。その後コーヒーブレイクをして、三宮アサヒシネマ最期の勇姿を拝みに。こちらでも記念品を。記念ラベルが貼られたキャンドル。それにしてもオーラスにアンゲロプロスとは。他にも29日には『ユリシーズの瞳』もやっていた。こちらはバイトで行けなかったが。さすがは高校生時代漠然とした信頼を置いていた劇場だけのことはある。上映終了後表の灰皿で一服していると知り合い二人と遭遇。2人とも私より遥かに若い番号の整理券。知っていればチケットを頼んで『恋する惑星』も観れたのに。惜しいことをした。恥ずかしながら最近知ったことなのでがどちらの劇場も50余年の歴史を持つ。神戸の戦後映画史の一端を担っていたことは間違い無い。今日何かが終わりターニングポイントを迎えた。
ニュースソースがあったので一応貼っておく
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200405270036.html