フンデルトヴァッサーのゴミ焼却場

今日は門真に住んでいる大学時代の先輩の家に用事があって行って来た、その用事の内容もなかなかに面白いものであったが*1、帰り神戸の私の家まで車で送ってもらったのだが、どこで道を間違えたのか舞州のほうに迷い込んでしまった。
何故か海が見えるところに来ているなぁ、と、あたりを見まわすと周りとは明かに様子がおかしい異形の建物が視界に飛び込んで来た。それがフンデルトヴァッサーが(外観だけではあるものの)設計したゴミ焼却施設だ。これが存在するのは前から知っていたのだが、こんな機会に初めて目の当たりにするとはなんともはやといった感じ。フンデルト・ヴァッサーの建築の魅力の一つは色彩であることはいうまでもないが、夜も遅くライトも消え、すべての色はグレースケールで統一されたかたちで目に飛び込んできて、そのぼやけた輪郭がじわじわと感覚をおそう。なにか生きた感覚、物の怪のような雰囲気を漂わせていた。昼間には絶対に味わうことが出来ない感じである。以前太陽の塔を深夜に見に行ったときもこのような感じだった。

*1:その先輩は今探偵の手伝いをしている、無論映画の道を諦めたわけではない