後輩たちの上映会に行ってきた。

例年に比べて作品数も少なく8本。中には卒業生の作品も混じっている。小ぶりな作品が目立つ。
2回生の子が作った『パレット』という作品が、小品ながら「映画」への意思を感じて好感が持てた。好き嫌いで言えば嫌いな類の作品なのだが、キャメラで、映像で何かをしようという意思を(パンフにあった監督のメッセージには、キレイな空を見て云々とあったが、それはどうでもいい)感じ取れた。
後は3回生の女の子のやつ。2年前の処女作以来期待していて、去年は撮ってなかったのが気に食わなかったのだが、ちゃんと今年はフィルムを作っていた。実は行く前から一番楽しみにしていたのだ。撮影時のミスかテレシネで失敗したのか分からないが全体的にピントが甘かったのが残念。
ま、ここでダラダラ書いてもしようがないので、メールでも送ります。
昔から女性の撮った作品を贔屓目に見てしまう傾向があるかもしれない。彼女らのヴィジョンはただ単純に私の他者であるが故に面白い。去年観たある作品でも、ものすごい下手糞なのだけども、なにかものすごいものが映っているものがあって、驚愕したものだ。
知り合いが撮った映画を観るというのは、なんと贅沢で豊で面白いことなのだろうか。商業映画にもインディーズ映画にもない、濃密なコミュニケーションがそこにある。
彼ら彼女らも卒業すれば映画を撮らなくなるのだろうか。それはつまらないことだ。何になってもたまには映画を撮ってほしいものだ。
来年は行けるかなぁ。