没後50年 溝口健二 国際シンポジウム MIZOGUCHI 2006 @有楽町朝日ホール

ビクトル・エリセのスピーチ(予め用意した原稿を読んでいるようだったし、通訳の方も予め訳文を用意しているようでこの部分だけはメモを取らずにペーパーを読んでいたので「スピーチ」と呼ぶのが相応しいだろう)が本当に素晴らしくて涙が出た。あの語りかけるような豊かなトーンで喋るエリセをみて、本当に彼の映画のワンシーンのような感じがして、寡作なビクトル・エリセの作品を1本得したといっても過言ではない程だ。
ところでジャン・ドゥーシェ氏の通訳を務めていた方、私の記憶が確かならば以前日仏学院でデプレシャンを観たときも彼の通訳をしていたような。この道ではかなり名のある方なのであろうか。
あと、香川京子様はいつまでたっても相変わらずお美しい。若尾文子田中絹代よりも好み(あくまでも女優としてでなく好みの問題だが)。