『グラインドハウス（U.S.A.バージョン）』アメリカ、2007年　＠TOHOシネマズ六本木ヒルズ

フェイク予告編　ロバート・ロドリゲス「マチェーテ」
ロバート・ロドリゲス『プラネット・テラーアメリカバージョン』
フェイク予告編　ロブ・ゾンビ「ナチ親衛隊の狼女」
フェイク予告編　エドガー・ライト「Don't/ドント」
フェイク予告編　イーライ・ロス「感謝祭」
クエンティン・タランティーノ『デス・プルーフアメリカバージョン』

なんか分析的な批評を書こうと思ってたのだが、急に今、そんな気が失せた。
とりあえず、カート・ラッセルの勇姿を見よ、そしてそんな彼が泣きながら「ご免なさい」と謝る姿に、涙と笑いが同時に噴き出した。『デス・プルーフ』の後半のカーチェイスシーン、タランティーノは実は『キル・ビル』も含めてアクションはそんなに上手くないと思っていたのだが（一方、ロドリゲスは上手い、弧を描く動きとリズムが心地良い）、このカーチェイスシーンはタランティーノを動く映像を使うアーティストとしてはじめて唸らせてくれた。タランティーノがはじめてアクションを撮った。
ロドリゲスの『プラネット・テラー』もそりゃあ、ゾンビ映画ファンは満足できる内容となっている。フィルムが一巻飛んで、燃盛るJTの店、もう既に語られていたレイの衝撃の過去についてのやり取り、このギャグなど最高だった。
…後も書くことといえば笑ったシーンの羅列にしかならないような気がする。
……
今日は凄く面白かった、腹を抱えて笑った、とだけ書いておこう。