2005-04-28から1日間の記事一覧
小津を語るような口調で言うと、この邦題の「まなざし」は的を射ている。この浮世で揺れ動く心理と人間関係とは、「ドキュメンタリータッチ」というもはや唾棄すべき用語で語られるようなキャメラワークによって鮮やかに捏造される「息子のまなざし」によっ…
ここで書くのもどうかと思ったが、先日報道された通り、山田洋次監督が関西大学大学院の客員教授になった。 それで十月に三日間の集中講義があるのだが、その講義助手に私が任命された。美学の先生が私の卒論が印象に残っていたらしく、私のことを山田監督に…
20数年生きてきて、物心ついてからというものの四月というものは何か新しいことが始まったり、何らかの句読点がついたり、少なくとも年度が変わることによる更新がわが身にも降りかかっていた。が、今年はそれが全く無かった。このことが及ぼす影響はことの…