それぞれのエピソード、シークエンスが遊離しているようでいて、その遊離のし方がこの作品全体を纏め上げている。それはそれぞれを濃密に個別に渇いた湿気を伴ったまなざしによって、一見感情的に見据えられているかに思われる映像がが所々、冷徹さを持って…
グレッグ・イーガンの『万物理論』は結構前に読了した。序盤の仕掛けというか「つかみ」の流れで半ばダラダラと少しずつ後半まで読み進めていったのだが、やはりそこで原題にもなっている「ディストレス」が伏線どころか核になってきて、そこでパラダイムシ…
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