文学

芥川賞作品のこと

読んでから少し間が開いてしまったが、一応。 この2作品を比較して語るのはたやすいだろう。この両作品が作り上げている言語空間は、完全に閉じられていて、それぞれの主人公の「わたし」たちの目に映り、肌で感じる部分しかイメージとして立ち現れてきてい…

安部公房『人間そっくり』1967年

基本的に私は本を読むのが凄く遅くって、一冊読むのに1ヶ月位かかることもあるんですが、そういう読むペースが停滞したときには、安部公房のまだ読んでない文庫を漁りに行くことにしています。なんというか安部公房の文章とは波長がぴったり合うのでしょう…