え〜っと、改めて書き直すほどのものではないのですが、シャア専用ポータルの中の人から要請もありましたので、少し。
∀ガンダム』と『ギャング・オブ・ニューヨーク』の共通点といいますか、後者をなぜ引き合いに出したかと。
一つは『∀ガンダム』の「名作劇場」的な意匠が『ギャング〜』の時代設定と似ているのもあるかもしれません。
内容、テーマ的な話で共通点を見出すのは比較的簡単だと思います。「血」といいますか「民族」といいますか。どちらも移民の話で、「先住民」(『ギャング〜』の場合正しくは「先住(ネイティブ)」ではありませんが。)と移民との対立とかが話の軸になっています。そして、重要なのは主人公の神話的とも言える立場でしょう。「敵」の懐に素性を隠しつつ入っていきその頭角をあらわしていくものの、その能力故にそれがばれてしまい…。うん。考えれば考えるほど共通点は出てくる。でも別に『アトランティス』と『ふしぎの海のナディア』が似ている!といった類の話では勿論ありません。
が、それは今考えたことなんですよね。実際には、(この日記の日付的には)昨日の文章で言及したときにはもっと直観(≠直感)的なものだったんですね。凄く言語化しづらいのですが、両方とも観た人なら分かるかもしれませんが、「迫力」とでも言いますか富野由悠季マーティン・スコセッシ両者のもつオーラいや、アウラ(この場合アウラという用語のつかい方はベンヤミン的には必ずしも正しくないような…)といいますか…、それらも、もちろん上記の「テーマ」に勿論起因するのでしょうが。抽象的な表現になってしまいますね。