貫井勇志『血族』日本、2002年-2005年 @茅ヶ崎市民文化会館(小ホール)

上記の丁寧な小品を観た後だけに、映画的な説得力の無さが目に付いてしまう。
映画の大半を占める戦国時代の描写の「映像のクオリティ」は確かに高いのだが、そのプロローグ、エピローグの描写、それらと活劇部分との繋ぎに全然説得力が無く、とってつけたような演出にしらけてしまう。何故このようなエクスキューズをつけたのだろうか。好きな場面だけを撮っているほうがまだましだと思う。