158分
155分 上映中、巻の変わり目だと思うのだが、どんどん映写機のフォーカスがボケてきた。日仏で観たときはこんな画面じゃなかったよなあと思ってみていると人物までボケてきて、しまいには字幕すら判読しづらくなってきたので、仕方なく受付に注意しに行く。…
このフィルムに限ったことではないが、神代の描く世界は螺旋階段のように、元来た場所に戻ってくるような、回転運動を繰り返している。 それは冒頭の怨み節を謡いながら商店街の路地を一周したり、場末の呑み屋の周りを一周しては一杯あおっている男の姿がそ…
Aプログラム 山下敦弘×向井康介『我ら天下をとる』日本、2008年 山本剛史のポテンシャルに笑う。 幼なじみの監督と役者のスリリングで切ない関係を何のてらいもなく、愚直に描いていて、これってバンドとかやってるとだんだん本気になってくると関係がこうな…
冒頭3カット目のフレームサイズの選択にビビる。 ギヨーム・ドパルデューを久しぶりにみたら父親に似てきたなあ、と。彼のキャスティング(つまり芝居ではなく存在)が素晴らしい。プロローグで彼が玄関前の段差で足を踏み外した瞬間ドキリとする。そしてそ…
相変わらず観る者にすさまじい緊張感を強いるフィルム。 アヴァンタイトルから只ならぬサスペンス(宙吊り)。観終わった後は足がガクガク、冷や汗ダラダラ、頭クラクラ、心臓バクバク。
早く誰かカーペンターに本編を撮らせてやってくれ!
ファーストシーンの数カットの積み重ねが素晴らしく、その勢いで中盤のエモーショナルな場面まであっと言う間。 後半はそのまま押し切られそうになるが、心は揺り動かされながらも、永作博美と蒼井優が同じ作法で撮られようとされながらも少しずつずらされて…
はっきり喋ってよ!というヒロインの台詞、この一言でこの箱庭的なフィルムが立体的になり、かろうじて世界との接点となっている。と同時にこの監督を信頼してもいいのではないかと思った。
観た順番に。 小原真史『カメラになった男 写真家中平卓馬』日本、2003年 @シネマアートン下北沢 山本政志『聴かれた女』日本、2007年 @ポレポレ東中野 松江哲明『童貞。をプロデュース2 ビューティフル・ドリーマー』日本、2007年 @下北沢LA CAMERA(第2…
今回の年末年始は私史上最悪で、27日の晩に具合が悪くなり始め、翌日の忘年会に強行参加、その翌日、29日は調子最悪も帰省する先輩の猫(マイケル、私はずっと「マイコー」と呼んでいた)を預かるが、その晩には絶不調。30日危険を感じるものの、もう近所の…
素晴らしい 週明けにでも論考を書きたい。
さて、何から話そうか。 何から話そうか、という気にさせるのは必然である。それはこのフィルムのオープニングクレジットでの映像がそれを予告している(その中でキャラクターを捉えたショットが光石研であったのはもはや言葉を待たずとも分かるだろう)。そ…
後日記入予定… 面白かった