テレビ

ジョン・カーペンター『グッバイ・ベイビー』アメリカ、2006年 をDVDで

早く誰かカーペンターに本編を撮らせてやってくれ!

万田邦敏『ダムド・ファイル エピソード・ゼロ あのトンネル』日本、2003年 をDVDで

ダムド・ファイル 0【エピソードゼロ】 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2004/04/28メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る

神代辰巳『死骸(しかばね)を呼ぶ女』(「恐怖劇場アンバランス」より)日本、1969年-1970年(1973年放送) をビデオで

テーブルクロスを引っかく女の爪あとが、鉄道とモンタージュされる。斜線というモチーフだけのナラティブにはほとんどかかわりのないカッティング。

高野昭二『私のジュリエット』「学校の怪談」より 日本、1994年 をビデオで

ラストで幽霊のジュリエットが消え去り、衣装とかつらだけになるのだが、あれがカーペンター風クリーチャーならばよかったのになぁ。…でもないか。 でも鏡越しの血まみれのジュリエットはなかなか意匠として良かったと思う。学校の怪談 第1巻 [VHS]出版社/メ…

黒沢清『花子さん』「学校の怪談」より 日本、1994年 をビデオで

花子さんは背が高い。花子さんには顔が無い。花子さんの顔は隠されている。最初に画面に現れたとき、うっすらとぼやけて見える。そしてラスト。のっぺらぼうの花子さんのアップ。隠しているということを隠していない。堂々とチープなのっぺらぼう像をアップ…

黒沢清『よろこびの渦巻』日本、1992年 をDVDで

あっ、この珈琲にミルクは、わらしべ長者のくだりでの横移動するキャメラはゴダールだ。活動家の行進・攻防をワンカットで捉えているのはアンゲロプロスか?と何とも無邪気に楽しめてしまう。どうもこれを素直に楽しんでいいのか。と考えてしまうが、面白い…

黒沢清『もだえ苦しむ活字中毒者 地獄の味噌蔵』日本、1990年 をDVDで

諏訪太郎が本を読んだと嘘をハッタリをかましたとき、大杉蓮が悔しがるのは何故か。大杉蓮の見ている前で諏訪太郎は本を読まなくてはならないし(諏訪が本を読もうとという誘惑に駆られたときにそっと見守っていればよいのに、わざわざ声を掛けるのは、この…

実相寺昭雄/下村善二『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』1979年/日本 をビデオで

※テレビシリーズのエピソードで実相寺昭雄が監督した作品から第14話を除く、第15、22、23、34、35話を16ミリから35ミリにブローアップ、再編集して劇場公開したオムニバス。 実相寺のあおりは、けっして実は人間大の「怪獣」を大きく見せよ…

朝まで生テレビ「オウム・連合赤軍は終わらない?!」

久々にアツくて興味深い議論だった。田原総一朗曰く、戦後日本史における2大不可解事件、オウム真理教と連合赤軍の事件をテーマにした論戦だった。たしかに、宮崎哲弥のいうとおり「被害者を置き去りにした」議論だったかもしれない。しかし私としては、日本…

ニュースステーション最終回

別に思い入れも何もないのだが、メモとして。 好むにしろ好まざるにしろ、一つの時代が終わったということは事実であろう。 小中の頃は面白がってよく観ていた記憶がある、高校生くらいになってからは専らワールドビジネスサテライトを視聴していた。

『ふたりはプリキュア』第8話「プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?」演出五十嵐卓哉

記すのを忘れていたが、この前の日曜日の『ふたりはプリキュア』の第8話「プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!? 」は非常に出来が良い回だった。演出は五十嵐卓哉。『おジャ魔女どれみ』、『明日のナージャ』ではシリーズディレクターをしていた人物だ。逆…

小沼勝『偽りの花嫁 わたしの父を奪らないで!』(テレビドラマ)1982年/日本 をテレビで

脚本は神代辰巳。 テレビ大阪や、ABCなどで昔のテレビのサスペンスの再放送を何の前触れも無くやることがしばしばある。数年前の年末か年始か忘れたが、神代辰巳が監督した『死角関係』というのを偶然観て、内容は石橋蓮司、酒井和歌子・森本レオ、戸川純両…

ふたりはプリキュア

見逃した、寝過ごしたのだが、某方法によって視聴した。 白い方が空中2段蹴りをしたのには驚いた。悪いやつらと闘うなんていう魔法少女系は今までにもあったし、セーラームーンなんてその代表格だろうが、このプリキュアはもちろん魔法のような力で変身する…

日曜朝のお楽しみ

仮面ライダー555の最終回だったが、もうこの1ヶ月くらいで分かってはいたのだが、当初の私の勝手な期待を裏切り全然だめだった。いちいち検討して批評する気にもなれない。結局今のところ平成ライダーシリーズ、主席がアギト、次点がクウガ。審査員特別賞が…

『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』の再放送「どれみと魔女をやめた魔女」

本放送で観たときから、やけに引っかかる回で、以前『明日のナージャ』の第26話「フランシスの向こう側」の感想を記したときに細田守の名前を知り、今回前情報として、この再放送の回が彼の演出だと知った上で、観なおすことが出来た。 先ず、最初に観たとき…

オールザッツ漫才2003

2年連続でバイトあがりでそのままビデオ視聴。 もう中学生の頃からの習慣で、これを見なければ年を越せないという感じ。あの頃は「すんげーBest10」で毎週見ることの出来た芸人もいまやこの番組でしかテレビでお目にかかれない面子も。数年前解散前のスミス…

『吉田喜重が語る小津さんの映画』1994年/日本・NHK(テレビ番組)

プライム・テンの枠で放送されたもの。構成、演出も吉田喜重、語りも吉田喜重本人はナレーションに徹し画面には出てこない。昨日観たETVスペシャルの『小津安二郎 静かな反戦』と比べるまでもなく、非常に引き締まった内容。昨今やっているNHKの小津特番がい…

新日曜美術館「生きる総てが花である〜いけばな作家・中川幸夫」NHK教育

以前に放送したものの再放送(アンコール)。そのときにチラッと眠気まなこで観て衝撃を受けてもう一度みたいと思っていたのでよかった。 私はいけばなについて全然知らないのだけど(勅使河原宏が草月流の家元だったのは知っていた程度)、中川幸夫氏はまさ…

「小津安二郎静かな反戦」を見た。

吉田喜重と吉増剛造が決して戦争を描かなかった小津から静かなる反戦の意思を読むという内容。冒頭WTCを訪れる吉田。もう言わずもがなで、吉田が繰り返しいってきた、戦争、空襲、原爆という圧倒的な暴力の現象とその残骸である原爆ドーム、それとグラウンド…

スポーツのテレビ中継に関する覚書 その2

友人―サイト「蹴球歳時記」(http://plaza.rakuten.co.jp/saijiki31/)とちょっとしたやり取りをしていながら、そのままほったらかしにしていた。 この前(10月20日)「テレビ野球」だとか「テレビサッカー」だとかいう言い回しをしたが、これは決してネガテ…

『仮面ライダー555』のこと。

今期の『仮面ライダー555』は、文句も多々あるものの、所謂クウガから始まる「平成ライダー三部作」の中でも際立ってよい作品だと思う。残念ながら、全放送を見ているわけではないのだが。 度々、キメ台詞が「青臭い」とさえ思われるような主人公の巧(「夢…

スポーツのテレビ中継に関する覚書

まず最初に、例えばプロ野球の場合セ・リーグ、特に巨人や阪神といった人気球団の試合中継が多いこと。例えばプロ野球や大相撲などのメジャースポーツに比べてバレーボールのVリーグなどの放送機会に雲泥の差があることや、民放の放送にはスポンサーがついて…

昨日の徹子の部屋に

吉田喜重がゲストで出ていた。話の内容は幼くして母が死に、女中に育てられたことや、福井で体験した空襲と広島の原爆のこと、そういったことは当事者、つまりそこで殺されてしまった人にしか語ることが出来ないのではないか。原爆を撮影することは物理的に…

物語作家としての富野由悠季

富野由悠季がゲストだった『爆笑問題のススメ』を見た。去年「トップランナー」に出たときは驚いた。作家として自作をここまで「愛していない」ことを宣言する人間は珍しいと思ったからだ。過去の自作というものは、どうしても過去の自分の未熟であった点や…

『ぼくの魔法使い』のこと

実は私所謂「テレビっ子」ってやつでして、家に帰って先ずすることはテレビのスイッチを入れることです。そして、寝るまでつけっぱなし。そして朝起きたときも煙草に火をつけるよりも先にテレビをつける。家を出るときまでつけっぱなし。その所為で遅刻する…

『仁義無き戦いを作った男たち』

NHKでやってました。これ再放送ですよね。そのとき何らかの用事(多分バイトだったと思う)で、見れなかったのでよかった。 いや、本当に深作欣二監督『仁義無き戦い』は傑作ですよね。番組、中山根貞夫が「芸術か娯楽かわからない映画だ」または「映画が芸…