2004-01-01から1年間の記事一覧

● ● ● ●

M・ナイト・シャマラン『アンブレイカブル』2000年/アメリカ をビデオで

いやあ、最高。 これまでも指摘してきたクライマックスでのスローモーションによる演出の「ヘン」さは言わずもがなであるが(赤いつなぎの男との壮絶なる格闘!父親に銃を向ける息子の狂気!)、もう少しその演出というか、叙述についてもきちんと考えなけれ…

●id:randa-teiさんのトラックバックも刺激になってシャマランを。 ●相変わらずオススメ本が売れない。 ●昨日は今朝の5時くらいまでセッションして、寝たのは朝の6時。と、いうわけでバイト中はすこぶる眠かった。最近店の売上が右肩上がりでレジカウンターは…

大林宣彦『時をかける少女』1983年/日本 をビデオで

「アイドル映画」とは何なのか、いまさらだが1980年生まれの私にとって何なのか、一考するのも面白いかもしれないけど、そういうのは肌に合わない性分だから、結局しないだろうな。 だが、原田知世は好きだ。主演の女優のためにある映画があっても構わないど…

●今日はこのあと呑み会。

相米慎二『セーラー服と機関銃』(完璧版)1981年(完璧版1982年)/日本 をビデオで

相米慎二の映画というのは、きっちりと計算されていてしっかりと作っているようにみえながら、瑞々しくエモーショナルで、ストーリーとか映像とかを越えて心に染み入ってくるような「若さ」といえばもう語り尽くされているであろうが、そんな言葉がやはり一…

●●●●

今村昌平『人間蒸発』1967年/日本 をビデオで

寝る前にちょっと、と言う感じでは書ききれないのだが、やはりショッキングな作品である。作中今村監督はこれはフィクションであることをかなり強調していたが、それすらもキャメラという装置の前には平等にその表象を掠め取られていく。とうにフィクション…

●やはり、右足の指が痺れる。 ●私のオススメ本、全く売れない。

アルフレッド・ヒッチコック『ロープ』1948年/アメリカ をビデオで

数少ない「カットが変わる」場面でその「カットが変わった」瞬間、外は夕焼けになっているあの瞬間の素晴らしさ。さらに、それだけにとどまらず、窓の外の光は様々なかたちで表情を投げかけてくる。実に「古典的」な演出法であるが、実に素晴らしい。夕焼け…

●右足の第3指が慢性的に痺れている。絶対どこか悪いに違いない。 ●金が貯まらない。 ●最近バイト上がりが妙に疲れていて、その後1本観て、しっかりと文章を記すのが精神的に一苦労になっている。おそらく学校が始まり「忙しく」なってくると、書く量も増えて…

今日は甲子園で阪神戦を観戦。勝ったと思ったんだが、9回で一発。藪みたいなホームランの打たれ方をした。それはともかくとして、それ以降の岡田の采配は本当に勝つ気があるのか、と問いたくなるようなものだった。あと、代打の層が薄くなっているなぁ。と思…

アルフレッド・ヒッチコック『ハリーの災難』1955年/アメリカ をビデオで

さてと、明日は二月に一度の休店日。今日から件の店員のお勧めコーナーに私のセレクトが並んでいる。自分で言うのもなんだがまず売上は期待できない。だから買ってください。JR住吉の本屋だと言えばもう解るだろう。

M・ナイト・シャマラン『ヴィレッジ』2004年/アメリカ @伊丹東宝プレックス

未だ、シャマランが一体映画において何を成したいのか、いまいち掴めないのだが、ひとつだけ言えることは極めて奇妙な作品を撮りつづけているということである。前作『サイン』でその奇妙さは頂点に達し、ヒッチコックだとか、デイビッド・リンチだとか、ジ…

実は九月に入って映画を観るのは初めてだ。

●旅から帰ってきてから、特別忙しいわけではないが、そこそこ忙しかった。一度サボり出すと癖になりそうなので、リハビリ程度に記してみる。 ●基本的にここは映画を観た記録になっているので観ていない日が続くと行進も止まるわけだ。映画を観たり、何か考察…

ただいま

十時ごろに帰宅。いろいろと書きたいこともあるが、疲れているのでまた明日。

ジャン=リュック・ゴダール『男性・女性』1965年/フランス・スウェーデン をビデオで

●そろそろ出発だ。早く荷造りしなければ。良いものが撮れますように。

吉田喜重『嵐が丘』1988年/日本 をビデオで

●撮影の旅へ、本来ならば今晩から準備して明日の朝イチで出発するはずだったのだが、この台風の所為で一日順延。 ●「ふたりはプリキュア」を録画しておいたやつを何本か観た。第28話の『レギーネ登場!ってもう来ないで!』の出来がなかなか良かった。フレー…

ジョン・カーペンター『ヴァンパイア/最期の聖戦』1998年/アメリカ をビデオで

傑作。 冒頭の無意味な空撮、そして"JOHN CARPENTER'S VAMPIRES"のタイトル。さらにサングラスを掛けた渋い男が双眼鏡を覗き込むカットと、続く。正直カーペンターの魅力にとりつかれている人間には麻薬。正しい評価など出来ない。カーペンターがカーペンタ…

●いまさらだが、ヘッドフォンが耳に合わない。映画を1本観るととくに右の耳が凄く痛くなってくるのだ。

●久々に、本当に久々に「買い物」をしに三宮まで行った。もう数年こういうことしてなかったと思う。靴と靴下とパンツとTシャツとCDを買った。買ったCDは… ニューロシス NEUROSIS"THE EYE OF EVERY STORM" ビョーク bjork"medulla" デフトーンズ deftones"def…

是枝裕和『幻の光』1995年/日本 をビデオで

どうしても『誰も知らない』との比較というか、同じ監督が撮った過去の作品として観ざるを得なかったのだが、その比較をするまでもなく、それをすればなおのこと、空虚な映画である。 『誰も知らない』のときに述べた、「関係」というものがここでは空虚にし…

誰も知らない、諏訪敦彦、そのほか

先日から、「ものもうす」さんがいろいろ意見を述べてくださり、いつに無く盛況になってきてきて、嬉しい限りなのですが、本名を晒せなんて暴力的なことはHNでずっとやってきている私に言えた義理ではないですが、議論の内容も鑑みて、もう少し人となりを教…

是枝裕和『誰も知らない』2004年/日本 @梅田ガーデンシネマ

敢えて監督自身の言や、パンフやそのほかの情報媒体から窺い知れるその濃密な制作過程を無視して、フィルムそのものに注目しよう。それがやはり正しい映画への付き合い方だと信じる。 タイトルが出る前のシーン、まずこのフィルムで私の目に焼きつくのは「手…

実相寺昭雄/下村善二『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』1979年/日本 をビデオで

※テレビシリーズのエピソードで実相寺昭雄が監督した作品から第14話を除く、第15、22、23、34、35話を16ミリから35ミリにブローアップ、再編集して劇場公開したオムニバス。 実相寺のあおりは、けっして実は人間大の「怪獣」を大きく見せよ…